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韓国のお酒の飲み方・マナーは日本と違う!韓流ドラマ風に飲んでみよう
韓流ドラマでこんな仕草を見かけたことはありませんか?
- 口元を隠してお酒を飲む
- お酒を飲むとき身体を横に向ける
実はこれらはどちらも韓国におけるお酒を飲む時の「マナー」なのです。
この記事では、韓国のお酒の席のマナーや、韓国のお酒を使ったゲームなどを紹介しています。
韓国のお酒のマナーを知ることで、もっと韓流ドラマを深く楽しめたり、新しいお酒の楽しみ方を見つけられるかもしれませんよ。
ぜひ最後までご覧ください!
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韓国のお酒の席のマナー
それではまず、韓国と日本でどんなところが違うのか、韓国のお酒の席のマナーを具体的にみていきましょう。
お酒の飲み方
韓国では冒頭で例に挙げたような「変わった」お酒の飲み方をします。
実は韓国では目上の人の前でお酒を飲んではいけないというマナーがあります。
「でも、もし目上の人にお酒を勧められたら断る方が失礼なのでは?」と思った方もいるかと思います。
お酒を飲んではいけないとは言いましたが、ある飲み方をすれば問題ありません。
それは、「飲んでいる姿を見られないようにする」ということ。
まず、目上の人にお酒をすすめられたら、身体や顔を少し横に向け、左手でグラスを隠します。
こうして口元を手で隠すことで、飲んでいる姿を見られないようにするのです。
目上の人が隣にいる場合も同じです。
目上の人に対して、少し横を向き、口元を手で隠してから飲みます。
日本では存在しない文化ですので、初めて見る人にとっては「なんでそんなことするの?」と疑問を抱く人も多いのではないでしょうか。
しかし、韓国ではごく当たり前のマナーなのです。
お酒の注ぎ方や受け方
続いて、韓国のお酒の注ぎ方と受け方です。
韓国では物を渡す時すべて右手を使います。
これはお酒を注ぐ時も同様で、右手で相手のグラスにお酒を注ぎます。
そして、必ず左手をビンに添えるか、右ひじもしくは胸に軽く当てるようにします。
受ける時も必ず両手でグラスを持ちます。
ただし、目上の人でない、家族や友人同士は片手でお酒を注いだり受けたりしてもマナー違反にはなりません。
これは日本でも同じようなマナーがあります。
例えば、ビールを注ぐとき。
ラベルを隠さないようにビンを持ち、下側からもう片方の手で支えます。
つまり、両手でビンを持ちますね。
日本と韓国の違いは、必ず右手でなくてはならないという縛りがないことです。
その代わり、日本は「指をキレイにそろえる」「ビンのラベルを隠さない」など見た目の美しさを重視する傾向にあります。
韓国におけるお酒のマナー違反
お酒の注ぎ足し
お酒の注ぎ足しがマナー違反と聞いて驚いた方も多いのでないでしょうか。
というのも、日本ではグラスが半分ほど空くと、すかさずお酌しなくてはいけませんよね。
しかし、韓国ではお酒を注ぎ足しする=行為は亡くなった人に対する儀式で行われる行為であるため、マナー違反とされているのです。
もし、相手にお酒をもっと飲んでほしい場合は、自分のグラスを空けて、その空いたグラスにお酒を注いで渡しましょう。
もしくは、相手のグラスが空いたのを見計らって注ぐようにしてください。
飲み会での手酌
韓国では「手酌した人の前に座っていると不吉なことが起こる」と信じている人もいるそう。
要するに、そのぐらい自分のグラスに自分でお酒を注ぐなんてはありえない!という認識があるということです。
近年では一人酒も浸透しつつありますが、韓国のルールでは飲み会の席で手酌しているとむしろ飲み足りないのかと勘違いされて、お酒をさらにすすめられることもあるので注意が必要です。
これは、「お酒は皆で楽しむもの」という考え方が一般的な韓国だからこそのマナーだといえます。
「奢られっぱなし」に注意!
韓国では「割り勘」という文化がありません。
ですので、次のような払い方をすることがほとんどです。
- カップルなら男性が払う
- グループなら年長者が払う
だからといって奢られっぱなしになるのはマナー違反になってしまいます。
ですので、交互にごちそうし合うのが無難。
日本の若者のほとんどは割り勘を好みます。
しかし、奢る文化が根強い韓国からすると割り勘は理解しがたい行動なのです。
もし韓国で割り勘をする場合は、テーブルでお会計を集めてからレジに行くようにしましょう。
韓国のお酒をもっと楽しもう!
さて、もっと韓国のお酒を楽しめるようなものはないの?という人のために、続いて韓国のお酒を使った簡単なゲームや、韓国ならではの乾杯方法などいくつか紹介したいと思います。
ラブショット
韓国といえば「ラブショット」ではないでしょうか。
日本では「韓国式乾杯」とも言われています。やり方は次の通りです。
- お酒の入ったグラスを持った2人で腕を交差させる
- 「乾杯!」の発声
- 2人で腕を交差させたままお酒を飲む
男女で行うことがほとんどですが、最近では男同士でお互いの信頼関係を深めるために行われることもあります。
会社の忘年会などでくじの当たった者同士でラブショットをすると、なかなか盛り上がります。
特にそれが男性同士だと、女性たちがきゃあきゃあ言って大盛り上がりです。
ぜひ試してみてください。
爆弾酒
韓国のカクテルの一種とされており、ビールをウイスキーなどで割ったお酒のことを「爆弾酒」と言います。
具体的には、ビールが入ったジョッキにウイスキーなどのアルコール度数が高いお酒のショットグラスを沈めたものです。
後ほど、爆弾酒を使ったゲームも紹介しますね。
爆弾酒の語源は諸説あります。
- ビールジョッキにお酒のショットグラスをまるごと落とす様子から「爆弾」と呼ばれるようになった
- アルコール度数が高く、かなり早く酔いが回って危険なことから「爆弾」と呼ばれるようになった
いずれにしても、相当お酒が強い人でないと大変危険なものですので、爆弾酒を作る際は十分注意して飲むようにしてくださいね。
波乗り
簡単にいうとお酒の一気飲みリレーです。
韓国語では「パタトギ(波乗り)」と発音します。
- スタートする人と回る方向を決める
- 各自お酒を満たしたグラスを手元にスタンバイする
- 隣の人がすべて飲み終わる前に飲み始めて「波」を途切れさせた人が負け
負けてしまうと追加でもう1杯飲まされることも。しかし、無理して飲むのは絶対にやめましょう。
タイタニック
- ビールの入ったグラスに空の焼酎グラスを浮かべる
- 順番に焼酎グラスに焼酎を注いでいく
- 焼酎グラスをひっくり返した人が負け
お分かりかと思いますが、名前の由来はあの有名な「タイタニック」から。
注ぐ焼酎の量に決まりはなく、たっぷり注いでも、少量でもOK!
そして、負けた人がそのグラスを飲み干します。
想像するだけでも酔っぱらってしまいそうです。
お酒を楽しみつつも、目上の人を敬うことを忘れない韓国に乾杯!
目上の人を敬う、という点では日本も韓国も共通しているといえます。
しかし、日本よりも韓国はさらに目上の人に対してのマナーを重んじる傾向があります。
日本人からすると「そんなこといちいち気にしてたらお酒も不味くなっちゃうよ~」と思うような細かいマナーもあったのではないでしょうか。
逆に、韓流ドラマなどでお酒を飲むシーンを見たことがある人は
だからお酒を飲むときに横を向いて口元を隠してたんだ!
あれはそういう意味だったのか!
と、理由が分かってスッキリした人もいるかもしれません。
韓国には強いお酒も多いので、飲む際は無理のない範囲で楽しんでくださいね!
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