シャンパンの種類・有名&人気な銘柄も紹介

Champagne

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フランスのシャンパーニュ地方で生産されているシャンパン。
スパークリングワインの一種ですが、一定の品質をクリアしないと名乗ることができない特別なものです
今回はシャンパンの種類やブドウ品種、有名な銘柄を紹介します。
どんな種類があるのか知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

 

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目次

シャンパンの種類

まずはシャンパンのブドウ品種と種類を解説します。

シャンパンに使われるブドウ品種

シャンパンのブドウ品種は、「ピノ・ノワール」「ムニエ 」「シャルドネ」の3種類が使われています。
シャンパンに使用されるブドウ品種の99%を占め、それぞれ個性の違った特徴を持っています。

ピノ・ノワール

ピノ・ノワールは、フランスのブルゴーニュ地方原産の黒ブドウ品種です。
タンニン(渋み)が少なく、なめらかな味わいのワインになります。

香りはいちごやチェリーのようなニュアンス、味わいはほどよい酸味とフルーティーな印象です。
ピノ・ノワールは、甘酸っぱいソースや軽めの料理と相性抜群。
サラダやローストビーフ、フルーツなどと合わせてみてください。

ムニエ

ムニエは、フランスのシャンパーニュ地方で栽培される黒ブドウ品種です。
ピノ・ノワールの変異種として知られ、酸味が強いのが特徴です。

寒さや病気にも強く、収穫量が多いことから大量生産されるシャンパンに欠かせないブドウ品種として重宝されています。
基本的にピノ・ノワールとブレンドして使われており、アルコール度数が高く、濃厚な味わいのシャンパンに仕上がります。

シャルドネ

シャルドネは、フランスのブルゴーニュ地方原産の白ブドウ品種です。

「白ブドウの女王」とも呼ばれ、世界中で栽培されています。
産地や気候の違いでブドウの仕上がりが変わり、寒い地域ではレモンやライムなどの柑橘系の香り、温暖な地域ではトロピカルフルーツのような香りとなります。
シャンパーニュは冷涼な地域なので、キリッとキレのあるシャルドネに仕上がります。
酸とミネラルのバランスがよく、シャンパーニュの長期熟成にも適しています。

シャンパンの種類

一言にシャンパンといっても、さまざまな種類があります。
そこでシャンパンの種類をまとめて紹介します。

ノン・ヴィンテージ

ノン・ヴィンテージとは、異なる年度に収穫したブドウをブレンドして造られたシャンパンです。

シャンパンの8割がノン・ヴィンテージで、収穫年が表示されていません。

なぜシャンパンはノン・ヴィンテージが主流なのか?

それはシャンパーニュ地方が冷涼な地域だからです。

ブドウがうまく熟さない季節もあり、その年のブドウだけを使っていては品質が安定しません。
そのため、味わいや香りに差が出ないように異なる年数のブドウをブレンドしてリリースしているのです。

ヴィンテージ

ヴィンテージとは、収穫年の記載のあるシャンパンです。

その年のブドウのみで造られており、品質の良いブドウが収穫された年にしか生産されません。
年によっては生産されないこともあるので、ノン・ヴィンテージよりも価格は高めです。

ヴィンテージは、その年のブドウを表現した貴重なシャンパンと覚えておきましょう。

プレステージ

プレステージとは、それぞれのシャンパーニュメゾンがこだわりを持って造っているシャンパンです。
メゾンの名にかけて最高級のブドウと培った技術を結集した、最高品質のシャンパンといった感じです。
中には利益を度外視したシャンパンもあります。
代表的な銘柄を挙げると、ルイ・ロデレール クリスタルやヴーヴ・クリコ ラ・グランダム、ドン ペリニヨンなど、誰もが聞いたことのある銘柄ばかりです。

ブラン・ド・ブラン

ブラン・ド・ブランは、白ブドウだけで造られたスパークリングワインを指します。
フランス語で「白の白」を意味し、元々はシャンパーニュのラベル表示として使われていました。
スパークリングワインの多くが白ブドウを使用して造られているため、よく目にするシャンパンはブラン・ド・ブランと覚えておきましょう。

ブラン・ド・ノワール

ブラン・ド・ノワールは、黒ブドウだけで造られたスパークリングワインを指します。
フランス語で「黒の白」を意味し、黒ブドウの果皮を加えずに果汁だけを発酵して白いシャンパンに仕上がります。
シャンパンと聞くと白ブドウのイメージがありますが、黒ブドウでも白いシャンパンが作れるのです。

ロゼ

ロゼは、黒ブドウと白ブドウをブレンドして造られたピンク色のスパークリングワインです。
ピノ・ノワール、ムニエ、シャルドネをメインとし、複数のブドウから生産されています。
白いシャンパンよりもマイルドで、フルーティーなコクが味わえます。

おさえておきたい有名・人気銘柄を紹介!

必ず押さえておきたい有名・人気のシャンパンを紹介します。

モエ・エ・シャンドン

モエ・エ・シャンドンは、フランス最大手のシャンパンメーカー。

シャンパンのカテゴリにおいては世界No.1の売り上げを誇っています。

現在はLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)グループに属しています。

日本でも有名なシャンパンで、あのドン・ペリニヨンもモエ・エ・シャンドンのブランドのひとつです。

お酒に詳しくない人でも、一度は聞いたことのあるのではないでしょうか。

プレゼントやお祝いごとには欠かせない銘柄です。

4,000円台から購入でき、誰でも手に取りやすいのが特徴です。

味わいはキリッと辛口ですっきりとした印象があります。

どんな食事にも合わせやすく、さまざまなシーンで活躍してくれるでしょう。

ヴーヴクリコ(ブーブクリコ)

ヴーヴクリコは、フランスシャンパーニュの最高級シャンパンです。

ヴーヴはフランス語で「未亡人」を指し、「未亡人のクリコ」という意味(名前)を持っています。

1772年にマダムクリコは夫と共にシャンパン造りを始めます。

しかし生産を始めた直後に夫が死去。

そこでマダムクリコはめげることなく、シャンパン造りに勤しみます。

その結果、フランスを代表するシャンパンメゾン「ヴーヴクリコ」として確固たる地位を確立したのです。
定番のポンサルダン ブリュットNVイエロー ラベルは、繊細な辛口のシャンパンで、ほのかな甘みが感じられます。
爽やかな印象があり、パーティーやお祝いごとにぴったりです。

テオフィル

テオフィルは、ルイ・ロデレールの傘下にある歴史あるシャンパーニュメゾンです。
1864年に創業し、超有名メゾンであるルイ・ロデレールを目標に努力を続けてきました。
その結果、品質の高さを認められ1904年にルイ・ロデレールの傘下となったのです。

世界でも高く評価されており、シャンパン消費No.1のイギリスの王族から御用達となっています。

グラスに注ぐと繊細な泡と黄金に輝く色合いが調和。
リンゴやグレープフルーツのようなアロマが楽しめる甘口のシャンパンです。
しっかりとしたボディがあるため、食前酒だけでなく食中酒としてもおすすめです。

コスパ最高な上質シャンパン

シャンパンを飲むならコスパの良い銘柄を知っておきたいですよね。
そこでコスパ最高な上質シャンパンを紹介します。

ボランジェ

ボランジェは、フランスシャンパーニュ、アイ村にある老舗メゾンです。
ボランジェではシャンパンに使用するブドウの約70%をグランクリュ(特級畑)とプルミエクリュ(一級畑)で構成しています。

また専属の樽職人を雇用し、一次発酵をオークの小樽で行い手間暇かけて生産。
そのためシャンパーニュ地方でも随一の品質を誇り、世界中で熱狂的なファンを持っています。
スタンダードなスペシャル・キュヴェは、ピノ・ノワールの果実味の繊細な飲み口を味わえる銘柄です。

1級のブドウを80%以上使用しているため、プレステージレベルといってもいいほどのポテンシャルです。
値段も7,000円前後とコスパ最強なので、特別な日やパーティーに活用してみてください。

バロン・ド・ロスチャイルド

世界トップクラスのワインを生産するロスチャイルド家。
ドメーヌ・バロン・ド・ロスチャイルド、バロン・エドモン・ド・ロスチャイルド、そしてバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドの3つのロスチャイルドが結集して誕生したのがバロン・ド・ロスチャイルドです。

そんな名門シャンパーニュで造られるシャンパンは、フレッシュでなめらかな口当たりが特徴です。
サラッと飲みやすく、ハーブのような味わいがあります。

ワイン漫画「神の雫」にも登場し「伸びやかな脚で優雅に駆け抜けていく雄鹿のような力強さと草原の爽やかさが同居している」と書かれています。

価格も9,000円前後とお安いので、ちょっと特別な日に購入してみてはいかがでしょうか。

アンリオ

アンリオは、17世紀から家族経営でシャンパンを造り続けてきたシャンパーニュメゾンです。

ブドウ畑は、大半がグランクリュとプルミエクリュと優れており、平均格付け率は95%以上と非常に高い数値を持っています。

その品質の高さから、オランダやオーストリア、ハンガリーの王族から御用達のシャンパーニュにもなっています。

定番のブリュット スーヴェランは、クリーミーな飲み口とミネラル感の味わいが特徴です。

白い花を思わせる香りもあり、エレガントな気持ちになれるでしょう。

価格も1万円前後と、品質に対してコストパフォーマンスの高い銘柄です。

ちょっと贅沢したい日におすすめの高級シャンパーニュ

ちょっと贅沢したい日におすすめのシャンパンを紹介します。

ベルエポック

ヴィクトリア女王やナポレオン三世に愛されてきたベルエポック。
世界のセレブから支持されており、シャンパンを語る上で欠かせない存在です。

製造元のペリエ・ジュエ社では、品種ごとに適した土壌でブドウを栽培。
所有する畑の99%はグラン・クリュで、非常に高い品質のシャパンを生み出しています。

スタンダード商品のペリエ ジュエ ベル エポックは、白い花や桃の香り、ハチミツのようなニュアンスが特徴です。
口当たりも繊細でまろやかな味わいが楽しめます。

クリュッグ

クリュッグは「シャンパーニュの帝王」と呼ばれる高級シャンパンです。
現在はLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)に属していますが、昔からの製法を守りつつ品質の高いシャンパンを生産し続けています。

またクリュッグでは、他のメゾンとは異なる製法を採用。
一次発酵は全てフレンチオークの小樽を使用しています。
長期発酵させ、複雑な味わいに仕上がります。

定番のグランド・キュヴェは、1本生産するのに約20年かかるといわれ、手間暇かけて生産されています。

繊細な泡とまろやかな口当たりが特徴で、複雑な味わいが楽しめるでしょう。

クリュッグを飲んだことない人は、まずこちらから試してみては♪

ルイ・ロデレール クリスタル

ルイ・ロデレールは、イギリスの飲料専門誌ドリンクス・インターナショナルの「世界で最も称賛されるシャンパーニュ・ブランド2021」で、2年連続で第1位に選ばれた名門シャンパーニュです。

その理由は、こだわりを持って丁寧にシャンパン造りを行っているからです。
品質を追求するためにあえて家族経営にこだわり、クオリティを維持。
ブドウ畑もほぼ自社畑で徹底した管理を行っています。

その結果「手仕事の芸術品」と呼ばれるメゾンとなり、世界でも高く評価されています。
その中でも、ルイ・ロデレール クリスタルはメゾン渾身の銘柄です。
繊細な口当たりと白い花や柑橘系の香りが特徴的で、時間を置いてもじっくりと飲める美味しい甘口シャンパンです。

夜のお店で人気の高級シャンパン

キャバクラやホスト、クラブ、バーなど、夜のお店で人気の高級シャンパンを紹介します。

アルマンド

アルマンドは、2006年に誕生した最高級シャンパンです。
歴史は浅いですが世界各国のセレブや著名人に愛されており、日本でも定番のシャンパンとして人気があります。

アルマンドが有名になったのは、ビヨンセの夫であるJAY-ZがPVでアルマンドを使用したのがきっかけです。
そこから海外セレブの間で人気となり、夜のお店でも定番となりました。

アルマンドは、初絞りのブドウのみを使用しています。
定番のアルマン・ド・ブリニャック ブリュット(ゴールド)は、オレンジやシトラス、アプリコットのような香りが特徴で、クリーミーな口当たりを楽しめます。

余韻も長く、甘い贅沢な時間を過ごせるでしょう。

サロン

サロンは「幻のシャンパン」と呼ばれる最高級品です。
他のシャンパーニュメゾンとは異なり、ヴィンテージ・シャンパンを1種類しか生産していません。
ヴィンテージは、良質なブドウが収穫できた時しか生産されない希少なシャンパンです。

そのためサロンが製造されたのは100年間で37回だけ。
非常に希少価値が高く、年代によっては在庫がないものもあります。
「幻のシャンパン」にふさわしく、出来の良い年だけ生産を行っているのです。

その味は、ナッツやトースト、ハチミツのような香りとシルクのようななめらかな口当たりが特徴です。
普通のシャンパンよりもコク深く、しっかりした味わいを楽しめます。

クリュッグ クロ・ダンボネ

「シャンパーニュの帝王」と呼ばれるクリュッグ。
その中でもクリュッグ クロ・ダンボネは、「最高峰」と謳われています。

その理由は希少価値の高さにあります。
ダンボネ村にあるわずか0.68ヘクタールの小さな畑で収穫をし、その年に採れたピノ・ノワールのみを使用して生産。

また12年の熟成を行うため、年間に生産される本数はわずか2,000本。
なかなかお目にかかれない超レアなシャンパンです。
フルーティーな味わいが特徴で、食前酒やフルーツのお供にいただくことをおすすめします。

シャンパーニュの種類についてよくある質問

シャンパンに関するよくある質問に回答していきます。

スパークリングワインとの違いは?

シャンパンとスパークリングワインの違いが分からない人もいるでしょう。

スパークリングワインは、3気圧以上のガス圧を持つ発泡性ワインを指します。

代表的なスパークリングワインを挙げると、マム、カフェドパリ、ポンパドール、マバムなどが有名です。

シャンパンはスパークリングワインの一種で、一定の基準を満たすことで名乗れます。

  • フランスのシャンパーニュ地方で生産
  • ぶどう品種はピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネ
  • AOC法の条件をクリアする

このようにシャンパンを名乗るには厳しいノルマが科されています。

シャンパンを使ったカクテルってありますか?

世界にはシャンパンを使ったカクテルがたくさんあります。

  • キールロワイヤル
  • キールインペリアル
  • レグロン
  • ミモザ
  • セレブレーション

これらはシャンパンの味わいや香りを活かしたカクテルです。

気になる人は、バーやレストランで注文してみてください。

他に有名なシャンパンを知りたいです

シャンパンは一定の基準をクリアしているため、どの銘柄も高品質です。
他に有名な銘柄を一覧にすると、

  • テタンジェ
  • エンジェル
  • ソウメイ
  • ランボルギーニ
  • リステル
  • ロジャー
  • ボッテガ

などがあります。

値段の高いシャンパンのランキングを教えてください

世界にはあり得ない価格のシャンパンも存在しています。
そこで値段の高いシャンパンを一覧にしてみました。

1位:グー・ド・ディアモン/テイスト・オブ・ダイアモンズ

価格:約2億4000万円

2億を超える驚きのシャンパンです。宝くじが当たらないと購入できません。
こちらはボトルにスワロフスキーのクリスタルが装飾してあり、世界でもわずかしかない稀少なシャンパンです。
値段の次元が違うので、よほどのセレブでないと購入できない代物です。

2位:アルマン・ド・ブリニャックゴールド30L

価格:約1180万円

海外セレブ御用達のアルマン・ド・ブリニャックを30Lのボトリングした銘柄です。
世界に数本しかなく、非常に希少価値の高いシャンパンです。

3位:ドン・ペリニヨン・ヴィンテージ・1995・ホワイトゴールド・ジェロボアム

価格:約170万円

モエ・エ・シャンドンのドン・ペリニヨンのホワイトゴールドです。

世界で100本しかない限定モデルで、ボトルにはホワイトゴールドが使用されています。

ボトルだけでも価値がある銘柄ですので、高値で取引されています。

4位:ルイ・ロデレール・クリスタル・2002・ジェロボアム

価格:約137万円

ルイ・ロデレールが限定200本で生産したプレミアムシャンパンです。24金のボトルに入っており、高級感に溢れています。

ただし中身はヴィンテージのルイ・ロデレールのクリスタルなので、飲みたい方はそちらを購入するといいでしょう。

5位:モエ・シャンドン・ドン・ペリニヨン・1998・ローズ・ジェロボアム

価格:約120万円

ハリウッドのディレクター、デヴィッド・リンチがデザインしたボトルのモエ・シャンドン・ドン・ペリニヨンです。

洗練されたボトルが美しく、贅沢な気分にさせてくれます。

シャンパーニュの種類を知って楽しもう

今回はシャンパンの種類やおすす銘柄を紹介してきました。
シャンパンの種類やブドウ品種を知っているだけで、ちょっとワイン通になった気がしますよね。
今回紹介したシャンパンを知っておけば、周りの人にちょっと自慢できるはずです。
ぜひ本記事を参考に、おいしいシャンパンと出会ってくださいね。

居酒屋バー開業準備

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