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ボジョレーヌーボーとは?解禁日はいつ?ワイン好きはおさえておきたい基礎知識
毎年秋の季節になるとコンビニやスーパーでも予約が始まるボジョレーヌーボー。
新酒のワインということを知っている人も多いですが、味の特徴や美味しい飲み方を知っていると周りの人よりも博識に見えてかっこいいです。
ボジョレーヌーボーにまつわる基礎知識や美味しい飲み方について解説をしていきますので、参考にしてみましょう。
美味しい飲み方や相性の良い料理を知っておくと、デートにも誘いやすいため、多くの男性は必見です。
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ボジョレーヌーボーとは?
博識でかっこいい印象を作るためには、まずボジョレーヌーボーとはどのようなお酒なのかを知っておくことが大切。
ブドウ品種や味の特徴・豆知識などを紹介しますので、周りの人に教える際の知識としてチェックしておきましょう。
概要
ボジョレーヌーボーとは、その年にできたブドウを収穫して作る新酒。
日本では「ボジョレーヌーボー」と呼ぶことが多いですが、本来は「ボージョレ・ヌーボー」が正しく、日本語表記にする際に、発音を聞き間違えたことから「ボジョレーヌーボー」の呼び名に。
フランスのボージョレ地方で作られたブドウを使って作られており「ヌーボー=新しい物(フランス語)」という言葉が由来です。
そのため、ボジョレーヌーボーとは何かと聞かれた場合は「ボージョレ地方でできた新酒ワイン」と答えるようにしましょう。
ブドウ品種
ボジョレーヌーボーに使用されているブドウ品種は「ガメイ種」
ガメイ種は従来出回っている赤ワインではあまり見かけませんが、渋みが少なく、早熟である点が大きな特徴。
実はボジョレーヌーボーにも畑の等級が存在し、最高級の畑(クリュ・ボジョレー)などで作られたボジョレーヌーボーには村名or畑名が表記されています。
ちなみにクリュ・ボジョレーで作られるワインは「ガメイ種」だけを使用した赤ワインだけという点も豆知識として覚えておきましょう。
味の特徴
ガメイ種で作られているボジョレーヌーボーは、比較的酸味が強く軽い口当たりが特徴。
使われているガメイ種が熟成には不向きなので、収穫をしたらすぐにワインにされて出荷されます。
そのため、採れたてのフルーティーな香りが特徴となり、酸味の強さから好き嫌いが分かれてしまいがち。
渋みが少ない点からワインが苦手な人でも飲めるという人も少なくありません。
ボジョレーヌーボーにまつわる豆知識
ワインに関して当たり年という言葉を多くの人が耳にしたことがあるのではないでしょうか。
ボジョレーヌーボーは当たり年を占うワインとしても知られており、ボジョレーヌーボーの出来高がすごくいい場合は、フランス・ブルゴーニュ地方で作られる他のブドウも品質がいいと考えられやすいです。
ちなみに日本でここまでボジョレーヌーボーが注目されている理由は「話題性」と「日本人の価値観」が大きく関係しています。
というのも、後述で詳しく解説をしますが、ボジョレーヌーボーは解禁日がフランスの法律にて決められており、日付変更線の関係上、本国フランスよりも日本は早く解禁。
世界で最も早く解禁されるというキャッチコピーから多くの日本人が注目し、今のように毎年11月の時期は賑わいますよね。
さらに、日本人は「初物好き」の傾向があり、どこよりも新しいものを好む傾向が。
新酒や初鰹・初物サンマなど「新しい」という言葉が付いているだけで「よい物」という認識を持つ人も多いのではないでしょうか。
ボジョレーヌーボーも新酒になるため、日本人の価値観からよい物という印象が現代まで残っており、人気を集めているのが現状です。
ボジョレーヌーボーの解禁日について
ボジョレーヌーボーの解禁日は11月の第三木曜日。
フランスの法律にて決められており、この日以前に販売している場合は違法の可能性が高いため要注意。
解禁日が決められている理由は、ボジョレーヌーボーの品質を守るため。
というのも、以前はボジョレーヌーボーの解禁日は違う日に設定されていましたが、他の生産者よりも多く売りたいがために抜け駆けをする生産者が出没。
品質の低下が大きな問題として取り上げられたことから、フランスの法律で11月の第三木曜日に決められました。
先述でも触れたように、日付変更線の関係上、日本はフランスよりも早く解禁されます。
ボジョレーヌーボーの醸造法
ボジョレーヌーボーは「マセラシオン・カルボニック」と呼ばれる醸造法で作られています。
ブドウを詰めた醸造タンクに炭酸ガスを充満させ、ブドウに圧力をかけていく醸造法。
新鮮さがわかる美しいピンクから赤色にかけた色味が抽出されるほか、イチゴやキャンディのような甘い香りのワインになるという点が魅力です。
他にもタンニンの渋みが少ないため、フレッシュで果実味のある仕上がりに。
美味しい飲み方
ボジョレーヌーボーを飲んだ時に不味いと感じた経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
コンビニやスーパーで売られているボジョレーヌーボーをそのまま飲むのはNG。
常温の状態で飲むと、酸味を強く感じるため、不味く感じてしまうケースがほとんどですよ
。
ボジョレーヌーボーの美味しい飲み方は「10℃~13℃」の状態にして飲むこと。
「10℃~13℃」の温度管理を行うことによって、酸味をあまり感じず、フルーティーで口当たりのよい味わいを楽しめます。
冷蔵庫に入れている場合は冷えすぎているため、飲む前に少し常温に出してから飲むようにしましょう。
お店で飲む場合と購入して飲む場合
お店でボジョレーヌーボーを飲む場合は、温度だけでなくワイングラスに注目しましょう。
当然常温で出すお店は「ボジョレーヌーボー」について分かっておらずナンセンス。
ワイングラスに注目していただきたい理由は、ワイングラスをしっかりと選ぶことによって香りも楽しめるためです。
中でも口がすぼまった細身の卵型ワイングラスがベスト。
口がすぼまることによってボジョレーヌーボーを入れた時の香りがワイングラスの中に溜まりやすく、飲む際にフレッシュ&フルーティーな香りが楽しめます。
お店で飲む場合は、卵型のようなワイングラスがないか確認してみましょう。
自宅で飲む場合は冷蔵庫に入れておくか、冷えた場所で置くようにしてください。
ワインクーラーを持っている人は氷水を作り、10℃くらいになるまで管理をするのがおすすめ。
冷蔵庫に入れた場合は、出してすぐ飲むと冷えすぎているため、少し置いてから飲むようにしましょう。
あっさりとした魚介系料理やサラダ・チーズと相性抜群
ボジョレーヌーボーと相性がいい料理は「あっさりとした魚系」「チーズ」「サラダ」
赤ワイン=肉料理と相性がいいと考えている人も多いですが、ボジョレーヌーボーは肉料理の油を流せるものの、酸味が邪魔をしてしまったり、肉料理の強い味に押されてしまいがち。
チーズに関しても同様で、癖が強くないフレッシュなモッツアレラチーズなどと相性抜群。
軽食系と相性がいいと考えるとわかりやすいでしょう。
購入して飲むなら早めに飲みきるように!
ボジョレーヌーボーを購入して飲む場合は、早めに飲みきることが鉄則。
というのも、ボジョレーヌーボーは収穫したての果実味を楽しむワインで、時間が経ってしまうほど鮮度が落ちます。
時間が経つほど酸味がより強くなり、美味しくない状態になってしまうため、なるべく購入して開栓した際には早めに飲みきるようにしましょう。
どうしても飲みきれなかった場合は美味しい状態で飲むためにも、小さい容器に移したうえで冷蔵庫にて保管してください。
美味しく飲むために冷蔵庫に入れても2~3日以内には飲みきりましょう。
ボジョレーヌーボーは冷やして飲むのがコツ
毎年解禁日があって知名度が高いボジョレーヌーボー。
しかし、ボジョレーヌーボーに関してしっかりとした知識を持っている人は少なく、美味しい飲み方を知らない人も多いです。
相性がいい料理と合わせながら飲むことによって、程よい酸味が料理との調和を生み出します。
ボジョレーヌーボーは赤ワインの中でも比較的飲みやすく、ワインが苦手な人でも飲みやすい点が魅力。
相性の良い料理や適切な飲み方のポイントを知っていると、デート時でも美味しく飲んでもらいやすく、好感度あがること間違いなし。
美味しく飲むコツを把握した上でボジョレーヌーボーに挑戦してみましょう。