パーカーポイントとは?評価基準や100点ワインを紹介

パーカポイント

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「美味しいワインを飲みたいけど、ワインのことはよく分からない……」
「ボルドー? ブルゴーニュ……? シャトーは種類が多すぎるし、覚えようとしても挫折してしまう……」

そんな方におすすめなのが、ワインの評価を数値化したパーカーポイントです。
産地やぶどうの名前を知らなくても「このワインは100点満点!」と言われれば魅力を感じますよね。
パーカーポイントは、初心者がワインを選ぶときにとても参考にしやすいものです。

単純にパーカーポイントの高いワインを選んでみるのも良いですが、意味や調べ方を知ればもっとワインが楽しくなります!
パーカーポイントの検索方法を習得して、コスパの良い美味しいワインを選びましょう!

 

 

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目次

パーカーポイントとは?

パーカーポイントについて初めて知った人向けに、まずはパーカーポイントがどんなものなのかをみていきましょう!

提唱者はロバート・パーカー・Jr

パーカーポイントを提唱したのは、ロバート・パーカー・Jrというワイン評論家です。
彼は“神の舌を持つ男”と称された世界的に名高いワイン評論家で、従来のワイン文化にとらわれない独自の評価法を生み出しました。

それが、パーカーポイントです!

実は、ロバート・パーカー・Jrはもともと弁護士。
弁護士の仕事のかたわらワインに関する記事を執筆し、1978年にみずからワイン雑誌を手掛けます。
それが、現在のワインアドヴォケイト誌。アメリカのワインレビュー誌で、パーカーポイントはこの誌面で採用されている評価点なのです。

パーカーポイントの影響力

パーカーポイントを知らない方は「雑誌のレビューなんて当てにならないんじゃないの?」と怪しむかもしれません。

しかし、そこは神の舌を持つとまで言われたワイン評論家が謳うパーカーポイント。


パーカーポイントが及ぼす影響力は世界規模です。
それはワインの値段にもはっきりと現れます。
一般的に「パーカーポイントが90点以上のワインは売れる!」と言われているのですが、
同じシャトーのワインでも、90点と100点満点で価格に3倍以上の差がついたという話もあります。

先述したように、パーカーポイントは従来のワイン文化に縛られない、ワインの“独立性”を評価する傾向にあります。

従来のワイン文化とは、たとえばヨーロッパのワインは歴史が古く、ぶどうの産地の時点で評価が低くなることも。
それに対してパーカーポイントは、あくまで消費者の視点を守り通す評価を徹底しています。
地域や伝統にとらわれず、純粋のワインそのものから受け取れる情報だけでポイントを付けるというわけです。

パーカーポイントの信頼度は、掲載誌のワインアドヴォケイト誌の成り立ちからも受け取れます。

ワインアドヴォケイト誌には、広告のページが一切ありません。
出版費用は読者会員の会員費からすべてまかなわれおり、2021年現在も会員数を伸ばしています。

世界中のワイン好きや専門家がこぞって購読するワインアドヴォケイト誌に掲載されるパーカーポイント。
選ばれしレビュアーたちが、自身の舌を信じてパーカーポイントを採点しているのです。

パーカーポイントの採点基準

それでは、パーカーポイントはどのように採点されているのでしょうか?
パーカーポイントの最高点は100点です!

ただし、50点の基礎点がはじめにセットされます。
つまりパーカーポイントが50点未満のワインは存在しないということです。
50点以上の部分には採点の基準が設けられており、基礎点にそれをプラスしたものがパーカーポイントとして提示されます。

パーカーポイントの採点基準内訳

①色と外観 …… 5点
②アロマとブーケ …… 15点
③風味と後味 …… 20点
④全体的な質あるいは将来性 …… 10点

そしてパーカーポイントの点数に応じて、5つのランキングに分類されます。

評価点によるランク付け

①100~96点 …… Extraordinary<格別>
②95~90点 …… Outstanding<傑出>
③89~80点 …… Above Avarage to Excellent<並以上~優良>
④79~70点 …… Average<並>
⑤69~60点 …… Below Average<並以下>

高得点ワインは美味しい?

「パーカーポイントで95点以上を取るようなワインは絶対に美味しいの?」と聞かれると、
必ずしもそうとは言い切れないでしょう。

ご説明したとおり、パーカーポイントはレビュアーによる評価点です!

正解があるような問題とは違って、プロとはいえあくまで個人の好みによって付けられている点数です。
ましてや飲み物ですから、好き嫌いがあるのは当然!
そういう意味では、レビュアーとあなたの好みの相性次第ではピッタリのワインが見つかります!

ちなみに、パーカーポイントで高く評価されるワインには一定の傾向があります。

パーカーポイントの提唱者であるロバート・パーカー・Jrは、濃い赤ワインには高評価を付ける傾向にありました。
濃い赤ワインといっても様々ではありますが、ぶどうの風味が凝縮されたガツンと力強い赤ワインが好きな人はパーカーポイントと相性が良いかもしれません。

もちろん、評価される赤ワインが必ずしも濃厚なわけでもありません。
それにワインアドヴォケイト誌は赤ワインだけでなく、白ワインやスパークリングワインも含めてレビューしています。

パーカーポイントが高いワインを一覧にして紹介しているサイトもありますので、まずはワインの紹介文を読んでお好みの1本を試してみましょう!

100点のワインを紹介!

パーカーポイントで100点を獲得した赤ワインの一部をセットでご紹介します。
(※値段は2021年11月時点のものです。現在の価格は各サイトにてご確認ください。)

1.シャトーマルゴー/Chateau Margaux(2018)

パーカーポイント高得点にふさわしい、凝縮感のある味わいのボルドー産赤ワイン。
楽天市場では82,500円の取引されており、ちょっぴり贅沢なワインとしておすすめな価格帯です。


シャトーマルゴーは2015年、2016年もパーカーポイントで100を獲得
しました。
年代によってはもう少しお手頃な値段で売り出されているので気になる方はチェックしてみてください!

2.シャトーラフィット・ロートシルト/Chateau Lafite Rothschild Pauillac(2016)

フランスの5大シャトーの中でもっとも豪勢なワインと名高く、渋味と果実感を兼ね備えたフルボディタイプの1本。
イオンのオンラインストアでは107,800円で取引されています。

力強くもフルーティーな舌触りで、肉料理に合わせると美味しくいただけます。

クリスマスなど特別なディナーに合わせたい、パーカーポイント100点満点ワイン
です!

3.シャトームートン・ロートシルト/Chateau Mouton Rothschild(1982)

1982年産のヴィンテージワイン。その年のベストワインにも数えられる歴史的な銘柄です。
ヴィンテージワイン専門のオンラインストアでは369,600円と、お値段も跳ね上がりますね!

ヴィンテージワインのとろりとした口当たりで、まさにパーカーポイント100点にふさわしいワインの伝説。
ちょっと値は張りますが、買えるうちに飲んでおかないと損かもしれません!

パーカーポイントが高いお酒を選んでみよう

パーカーポイントが高得点のワインが必ず美味しいわけではなく、お酒は好みによるところが大きいです。
なんにせよ、とりあえずピンときたワインを1本、飲んでみましょう!
高評価を獲得したワインをセットにして紹介しているサイトもたくさんありますので参考にしてみてください。

ところで、日本ワインはまだまだパーカーポイントの評価は低いのですが……

実はパーカーポイントには、日本酒版が存在します!

お酒売場に行くとワインだけでなく、日本酒でもパーカーポイントを見かけることがあるかも。

評価が数字で分かりやすいのがパーカーポイントのメリット! お酒を選ぶときには是非、注目してみてくださいね!

居酒屋バー開業準備

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